教育資金について
1.「人生の三大資金」とは
長い人生のなかで、個人の生き方であるライフデザインを実現していくためには、さまざまな資金が必要となってきます。その中でも、「住宅資金」、「教育資金」、「老後資金」の資金は多額であり、「人生の三大資金」といわれます。この「人生の三大資金」のなかで、今回はお子様の「教育資金」について考えてみたいと思います。
2.子どもの教育費っていったいどれ位かかるの??
住宅の購入などを検討される際、「住宅を購入したことで、子供への教育費の支払いがきちんとできるのか?」、「こんなに住宅ローンを組んでしまったら返済に追われ、子どもに負担をかけることにならないか?」など不安になられると思います。
ここでは目安として、「1年間の幼稚園~高校までの学習費」を見てみます。
【文部科学省 平成28年度子供の学習費調査結果】
区分 | 幼稚園 | 小学校 | 中学校 | 高等学校(全日制) | ||||
公立 | 私立 | 公立 | 私立 | 公立 | 私立 | 公立 | 私立 | |
学習費 総額 |
233,947 | 482,392 | 322,310 | 1,528,237 | 478,554 | 1,326,933 | 450,862 | 1,040,168 |
例)幼稚園3歳から高等学校3年までをすべて公立で進学した場合
233,947円×3年+322,310円×6年+478,554円×3年+450,862円×3年=5,423,949円
このように、大学に進学せず、すべて公立で進学した場合でも約540万円の教育資金が必要となります。
将来の大きな出費に備え、早いうちから、余剰資金を貯蓄に回しましょう。また、住宅などの高額なものを購入するときには、事前にキャッシュ・フロー表などを作成し、慎重に判断するようにしましょう。